2006年~12年まで連載された漫画「ソムリエール」
そのソムリエールに登場するアメリカワインを20銘柄(うちカリフォルニアが19銘柄)紹介します。
漫画でのコメントや登場人物による表現と実際のワインの最新ヴィンテージの情報や造り手やプロの評論家のコメントなど比較すると面白いと思います。
他のワイン漫画と比較するとアメリカのワインが多く紹介されており、終盤には「パリスの審判」の話なども出てきてアメリカワインが好きな人には興味深い内容となっています。
「オー・ボン・クリマ」や「カレラ」など日本で人気のあるワイナリーも紹介されています。これらの銘柄は漫画の影響もあってか、出荷数量の大半が日本向けというほど。
- ソムリエールに登場するアメリカワイン
- コナンドラム・ホワイトブレンド
- フラワーズ シャルドネ アンドリーン・ゲール・キュヴェ
- ドメーヌ・カーネロス・ル・レーヴ
- メリヴィル・ピノノワール・カリーズ(2005)
- オー・ボン・クリマ・サンタ・マリア・ヴァレー・ピノノワール(2004)
- カレラ/Calera(ワイナリー名のみ登場)
- シーン・サッカリー(Sean Thackrey)
- レーン・タナー(Lane Tanner) 現在はルーメン(Lumen)
- プランプジャック(PlumpJack)
- ベル・スール(Bells Soeurs)
- パラダイス・リッジ ナガサワ・ヴィンヤード(Paradise Ridge)
- ルビコン(Rubicon)
- シネ・クア・ノン アトランティス(Sine Qua Non)
- コンティニュアム
- フリーマン(Freeman) ピノノワール アキコズ・キュヴェ
- スタッグスリープ・ワインセラーズ
- シャトー・モンテレーナ
- カレラ(Calera) マウントハーラン・ヴィオニエ
- スクリーミングイーグル
- オーパスワン
- ロバート・モンダヴィ
ソムリエールに登場するアメリカワイン

ソムリエールに登場したアメリカワイン(またはワイナリー)を1巻から21巻まで順番に紹介していきます。
一部は漫画掲載時からワイナリー名が変更になったりワイン名が変更になったものもありますが、基本的には同じ銘柄の最近のヴィンテージのワイン情報になります。
コナンドラム・ホワイトブレンド
カリフォルニアを代表するカベルネ・ソーヴィニョンのケイマスを傘下にもつワグナー・ファミリーが赤、白、それぞれ複数のブドウでブレンドしたワインを造るブランド。
コナンドラムは「なぞなぞ」の意味。どういったブレンドになっているのか詳細は明かされておらず「なぞなぞ」のようなワインという意味。

ブドウをブレンドするワインはたくさんありますが
このコナンドラムは作りたい味のイメージを先に決めたくさんの品種おブドウを使うことでしられています使用品種はシャルドネ、セミヨン、ソーヴィニオン・ブラン、マスカット、ヴィオニエ
だからブラインドでブドウ品種を当てるのはまず無理だと思います
「私の正体がわかるかな?」 このワインはそう謎をかえているのかもしれませんね
だから名前も・・・ コナンドラム=なぞなぞ
ソムリエール1巻#5「ワインの謎」、樹カナ

生産者 | コナンドラム(Conundrum) |
ワイン名 | ホワイトブレンド |
ブドウ品種 | シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、セミヨン、マスカットカネッリ、ヴィオニエ |
産地 | カリフォルニア(ナババレーからサンタバーバラまでカリフォルニアで人気のAVA) |
評価 | Vivino:3.8(平均) |
価格 | ワイナリー価格$16 |
温かみのあるハニーを基調としたライトゴールドカラーのこのワインは、アプリコットとバートレットペアーを重ねた、繊細なワイルドフラワーとスイカズラの刺激的なフローラルの香りで始まります。
味わいは、明るく食欲をそそる酸味とバランスの取れた贅沢な果実味、ニュアンスのあるダンスを提供します。これらの要素の1つが他の要素を絶えず追い越しているからです。
アプリコットと洋ナシのフレーバーが、パイナップルとマンダリンオレンジのエキゾチックなノートとともに、鼻からの印象を深めます。
独特のテクスチャーが口を軽く覆います。このワインは、フルーティーでありながらドライなフィニッシュまで、丸くてパリッとしたままです。
2020ヴィンテージ、ワインメーカーノート
2019年ヴィンテージ、3,000円以下

アメリカでは同じ名前のワインで赤ワインも含めて小売店でも良く見かけます
フラワーズ シャルドネ アンドリーン・ゲール・キュヴェ
ソノマカウンティでも沿岸部に最も近いソノマコーストにあるワイナリー。険しい海岸の尾根で栽培されるシャルドネとピノノワールはエレガントなスタイル。

1991年ペンシルベニアから来た二人の夫婦がこの場所に初めてブドウを植え長年の夢だったワイン作りを始めました
しかしそんな寒冷な海沿いでのワイン作りは無謀と笑われました
でも二人は自分たちの信念は曲げませんでした
ブドウを手で摘み手で選り分け手作業で丹念にプレスしましたそうやって生まれたワインにはナッツや白い花果物の香りがとけ込み
ソムリエール2巻#9「ワインの花束」、樹カナ
味わいはどっしりしているのに華麗に複雑に変化していきます

生産者 | フラワーズ(Flowers Winery & Vineyards) |
ワイン名 | ソノマコースト・シャルドネ |
ブドウ品種 | シャルドネ |
産地 | ソノマカウンティ/ソノマコースト |
評価 | 2019:JS95,JD94 2018:WE93,JD93,WS92 2017:JS94,WE93,RP90 Vivino:4.2(平均) |
価格 | ワイナリー価格$50 |
明るい柑橘系のノート、白い花、ドライアプリコットのニュアンスとフリントのヒント。
味わいは、果樹園の果実とアーモンドのフレーバーとバランスの取れた酸味と緊張感でエネルギッシュで、長く明るい後味を保ちます。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート

アメリカではピノノワールも良く小売店でみかけます
漫画に登場したワインは2007ヴィンテージを最後にリリースされていないようです。その代わり、ソノマーコースト・シャルドネを紹介。こちら以外にもシャルドネでは単一畑のものもリリース。
2019年ヴィンテージ、7,000円台。
ドメーヌ・カーネロス・ル・レーヴ
ナパバレーとソノマカウンティのにまたがるカーネロスにあるカリフォルニアを代表する最高品質のスパークリングワインの作り手。

水島シェフ「リンゴやライチの風味 それに蜂蜜のような香り・・・ 牡蠣料理にはいいかもしれないな!」
樹カナ「テタンジェはエリゼ宮の公式晩餐会用のシャンパンにも選ばれているから知ってるでしょこれはそのテタンジェがカリフォルニアのカーネロスで作っているスパークリングワイン」
樹カナ「もちろんフランスと同じシャンパン方式で一番搾りの果樹のみを使い5年間熟成させてから出荷されるブラン・ド・ブラン」
樹カナ「「ベスト・スパークリングワイン・イン・アメリカ」を何度も受賞し米国のスパークリングワインとしては現在最高に1本よ」
ソムリエール3巻#15「天才シェフ」、水島シェフと樹カナとのやりとり

生産者 | ドメーヌ・カーネロス(Domaine Carneros) |
ワイン名 | ル・レーヴ(Le Rêve Blanc de Blancs) |
ブドウ品種 | シャルドネ |
産地 | カーネロス(ナパ・ヴァレーとソノマカウンティにまたがったAVA) |
評価 | Vivino:4.5(平均) |
価格 | ワイナリー価格$125 |
この古典的なルレーヴは、スイカズラ、ライムの花、焼きパイナップル、ブリオッシュ、そして生姜のヒントの素敵なノートで魅了されます。
味わいは、ハニカム、ゆず、焼きたてのレモンパイのノートに広がります。このワインは、長いフィニッシュにつながる深みと純度を示します。多くの素晴らしいワインと同様に、2014年のルレーヴは長持ちするように作られ、セラーで何十年も進化し続けます。
今飲んでもは美味しいですが、熟成により新たなフレーバーが得られます。
2014ヴィンテージ、ワインメーカーノート
アメリカでもWine-Searcherで平均$110、最安値が$100弱なので、こちらの8,000円以下は安い。
メリヴィル・ピノノワール・カリーズ(2005)
1989年にソノマカウンティでロン・メルヴィルによって設立された家族経営のワイナリー。
1996年に冷涼な気候でピノノワール、シャルドネ、シラーを育てたいというロンの長年の願望をかなえるべくサンタバーバラカウンティのサンタ・リタへ移ることを決意。高品質のブドウ栽培とワインを生み出す。

山下(男性):これは素晴らしい! イチゴジャムの香りが華やかで濃厚なプラムの味わい 凝縮感があって強烈にウマイな
礼子(女性):本当だ これは きっと誰が飲んでも美味しく感じるわね
樹カナ:サンタ・バーバラで高品質のピノ・ノワールを栽培し
ソムリエール4巻#20「華やかな味わい」、レストランの客(女性はカナの友人)の会話と樹カナによる説明
ブリュワー・クリフトンやジェファーズなどのワイナリーに供給している生産者です

生産者 | メルヴィル |
ワイン名 | エステート・ピノノワール |
ブドウ品種 | ピノノワール |
産地 | サンタバーバラ/サンタリタ・ヒルズ |
評価 | 2020:RP90, 2019:WE95,RP93,JD93 2018:D95,JD94,RP92 Vivino:4.0(平均) |
価格 | ワイナリー価格$40 |
淡いルビー色、スミレの生き生きとした鮮やかなアロマ、熟したブラックチェリー、クランベリーのコンポート、グラスからのブリニーオレンジの香り。
背景には、ほこりっぽいローズマリーと乾燥した紅茶の葉のハーブのノートが、リンゴの花の印象と海苔のヒントと一緒に織り込まれています。
口当たりは柔らかく明るい酸味で磨かれ、フィニッシュには集中したシルキーなタンニンがあり、ゴージャスな土の成分と複雑さを加えています。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート
こちらも漫画に登場するカリーズという銘柄はないため、エステート・ピノノワール。さらに畑をやブロックが限定されたものもリリースしているがこちらは最もリーズナブルなピノ。
メルヴィルに関しては、オー・ボン・クリマと比較して本編では少し否定的な描かれ方だが、今はそこで書かれているような高アルコール(16%近く)ということはなく、サンタリタのピノらしくエレガントなピノノワール。
こちら2018年ヴィンテージ、6,000円台。

ピクニックにもよさそうな牧歌的な感じのワイナリーでした
オー・ボン・クリマ・サンタ・マリア・ヴァレー・ピノノワール(2004)
サンタバーバラにあるブルゴーニュ品種を中心に自社畑とカリフォルニア全土の契約農家からのブドウでワイン作りをする。日本でも人気のワイナリー。

男性:新鮮なイチゴのニュアンスがでてきている サクランボの香りもある
樹カナ:オー・ボン・クリマのジム・クレンデネンがワイン造りの薫陶を受けたのはブルゴーニュ・ワインの神様と言われるアンリ・ジャイエ
ソムリエール4巻#20「華やかな味わい」、レストランの客(女性はカナの友人)の会話と樹カナによる説明
これはオー・ボン・クリマの中でももっとも安いボトルですけどそれでもジャイエのスタイルが感じられます

生産者 | オー・ボン・クリマ(Au Bon Climat) |
ワイン名 | サンタバーバラ・カウンティ・ピノノワール |
ブドウ品種 | ピノノワール |
産地 | サンタバーバラ |
評価 | vivino:3.9(平均) |
価格 | ワイナリー価格$24 |
イチゴとブラックベリーの香りがゆっくりとグラスから浮かび上がります。時間の経過とともに、より多くのアニスとクローブがこれらの他のアロマと混ざり合います。
現在、ワインは若く、口いっぱいに広がり、しなやかです。ワインが古くなるにつれて複雑さが増しますが、このワインは6〜7年間「新鮮」なままである必要があります。
すべてのAuBonClimatワインと同様に、これはフードワインです。若い頃は、このワインを子羊や乾燥肉と合わせてください。
数年後、フレーバーが合体するにつれて、サーモンまたはマイルドなレッドソースとパスタとの相性が良くなります。
ワインメーカーは、スパイシーなインド料理から全米のサンドイッチまで、多くの料理の選択肢でこのワインを楽しんでおり、ワインはほとんどすべてのものとうまく機能しました。可能な食品の組み合わせはほぼ無限です。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート
漫画に掲載のサンタバーバラ・カウンティのAVA限定のサンタマリアは2017ヴィンテージ以降リリースされていないので、よりリーズナブルなサンタバーバラ・カウンティを紹介。
こちら以外にも同ワイナリーは数多くのピノノワールをリリース。

メルヴィル、オー・ボン・クリマ以外にもおいしいピノノワールで有名なワイナリーがたくさんあるのでサンタバーバラは大好きな地域のひとつ、映画「サイドウェイズ」の舞台にもなっていて観光で行っても楽しいところ
こちらは日本限定のラベルで3,000円以下。
カレラ/Calera(ワイナリー名のみ登場)
後半にも登場するが、この漫画で日本での人気が出たともいわれるカレラ。カリフォルニアのセントラルコーストいあるピノノワールで有名なワイナリー。

オー・ボン・クリマのピノ・ノワールはしばしばカレラ・ジャンセンと比較されます
カレラはロマネ・コンティを目指し オー・ボン・クリマはアンリ・ジャイエを師と仰ぐ
ソムリエール4巻#20「華やかな味わい」、樹カナ
セントラルコーストのピノノワールなら3,000円台、こちらは2018年ヴィンテージ
単一畑は8,000円台から、こちらはライアンの2016
シーン・サッカリー(Sean Thackrey)

カリフォルニアにシーン・サッカリーという世捨て人のような変わり者のおじいさんがいまして この人がとても古い作り方で高品質なワインを少量作っています
アンドロメダ、アクイラ、オライオン、シリウス、プレアデス15
どれも素晴らしいですがオライオン=オリオン座でしょうか
ソムリエール4巻#29「星のワイン」、樹カナ
ナパ・ヴァレー産のシラー種100%から造られるワインで ブルーベリーやお香の香り濃厚な味わいです

生産者 | シーン・サッカリー(Sean Thackrey) |
ワイン名 | オライオン |
ブドウ品種 | シラー |
産地 | ナパバレー/セントヘレナ |
評価 | 2015:JD95 2007:RP98 2006:RP98 Vivino:4.5(平均) |
価格 | 実勢価格$130 |
1905年に植えられた同じブドウの木から、2015年のオリオンは2014年に比べて大きくて豊かなワインですが、黒と青の果実、焦土作戦、月桂樹の葉、挽いたコショウ、ラベンダー、スミレの同様に素晴らしいノートを提供します。
チョコレートとミントのヒントをグラスの中で時間とともに示し、このミディアムからフルボディの多次元の努力は、ハードエッジ、信じられないほどの深さと強さを持たず、信じられるために味わう必要があるただの素晴らしい、素晴らしいワインです。
すぐに飲むが、クールなセラーで20年間クルーズする場合は、デキャンターが必要です。これは魔法のようなものです。
2015ヴィンテージ、ジェブ・ダナック
こちらのワインは日本ではあまりなさそうです。
レーン・タナー(Lane Tanner) 現在はルーメン(Lumen)

フランスのレストランにて高級レストランのラインナップのひとつとして紹介

生産者 | ルーメン(Lumen)* |
ワイン名 | サンタマリア・ヴァレー(Santa Maria Valley) |
ブドウ品種 | ピノノワール |
産地 | サンタバーバラ/サンタマリア・ヴァレー |
評価 | 2018:WE93 Vivino:3.9(平均) |
価格 | ワイナリー価格$36 |
ノーズは、ビングチェリー、レッドプラムパイ、サワーチェリー、コーラ、オレンジピール、セージ、シナモンスティック、ルートビアの明るいノートを提供します。
ワイルドなボイセンベリー、クランベリー、ピーチ、セージのパワフルでコンパクトな味わい。 永続的で一貫性があります。
リッチでありながらしなやか。 長く、活気があり、新鮮で上質です。-AA600 ケースが作成されました。 2038年まで今飲んでください。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
レーンタナーワイナリーは1989年~2009年までサンタバーバラでピノノワールを専門に作るワイナリー、その後、今のルーメンという名前に変更されている。低アルコールのエレガントなピノノワール。
こちらも日本ではあまりなさそう。
プランプジャック(PlumpJack)

コルク栓を使っていない高級ワインとして紹介、パーカーポイントでも複数回100点を取っているワイナリーです。(こちらのワインではなく、同じカベルネのリザーブで4回獲得)

生産者 | プランプジャック(PlumpJack) |
ワイン名 | エステート・カベルネ・ソーヴィニョン |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、マルベック、プティヴェルド |
産地 | ナパバレー/オークヴィル |
評価 | 2018:RP94,JD94,WS93 2017:JD95,RP91 2016:JD96,RP95 Vivino:4.5(平均) |
価格 | ワイナリー価格$160 |
暖かい成長期は、このワインに豊かで暗い特徴を与えました。
ノーズはブラックチェリー、ブラックベリー、カシス、イチジクで満たされ、クラシックなプランプジャックのセージとミントによって完璧に引き立てられます。
味わいはエントリー時にシルキーで、ジューシーなブラックベリーとブラックチェリーに広がります。
バランスの取れた酸とよく溶け込んだタンニンがこのワインにエネルギーと長さを与え、美しいラズベリーとスパイスのフィニッシュにつながります。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
RP94の2014年、17,000円台
最新ヴィンテージで19,000円台とのこと
ベル・スール(Bells Soeurs)

ベル・スールは世界的なワイン批評家であれうロバート・パーカーが義理の弟らと共同所有するアメリカ・オレゴン州のワイナリーの銘柄
彼らはここでロマネ・コンティを超えるワインを生み出そうとしている
ソムリエール8巻#48「もう一杯のロマネ・コンティ【後編】」

生産者 | ボー・フレール(Beaux Freres) |
ワイン名 | ベル・スール(The Belles Soeurs) |
ブドウ品種 | ピノノワール |
産地 | オレゴン州/ウィラメットバレー/リボンリッジ |
評価 | 2019:RP96, W94, JS94, D94 2018:RP96,WS94,JS94 2017:JS95,WS94 Vivino:4.3(平均) |
価格 | ワイナリー価格$95 |
リプリーズパフォーマンスでは、この輝く宝石は、私たちの家族の耕作地の大切な本質を示しています。
ザクロ、パイチェリー、トロピカルフラワー、セージの印象は、電気的な酸味と春のタンニンの中でこっそりと演奏されます。
その鮮やかな色合いから、輝くシンフォニックブーケと魅惑的な空気のような質感へと進んでいきます。これが私たちが大切にしているピノ・ノワールの純粋さです。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
2018ヴィンテージで24,000円台
パラダイス・リッジ ナガサワ・ヴィンヤード(Paradise Ridge)

カリフォルニアの葡萄王「長沢鼎」のエピソードとともに紹介

生産者 | パラダイスリッジ(Paradise Ridge) |
ワイン名 | ナガサワ |
ブドウ品種 | シャルドネ |
産地 | ソノマカウンティ/ロシアンリバー |
評価 | Vivino:3.8(平均) |
価格 | $44 |
日本限定、2018年、ロシアンリバーのシャルドネが3,000円台。
ルビコン(Rubicon)

コッポラって3回も倒産したの 多分そんな困難に負けない不屈の勇気という意味でルビコンって名前をつけた
ソムリエール10巻#65「有機のお守り」、樹カナ

いろいろなワインをのんできたつもりだっがが
ソムリエール10巻#65「有機のお守り」、久米(客の男性)、1978ヴィンテージ
しなやかで滑らかな舌触り
マルゴーのようにどこかお香を連想させる東洋的で謎めいた味わい
・・・勇気のワインか

生産者 | イングルヌーク(Inglenook) |
ワイン名 | ルビコン(Rubicon) |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネフラン |
産地 | ナパバレー/ラザフォード |
評価 | 2017:D98,RP95,JS95,WS92 2016:JS97,JD96 2015:JS96,JD95,WE95 Vivino:4.6(平均) |
価格 | ワイナリー価格$215 |
2017年のルビコンは広大で、興味をそそる深みがあります。ワインは表面下で刺激的な複雑さを持っており、それはその表現力を高めます。
熟した赤と黒の果実、特にラズベリー、ブラックチェリー、カシスの明確な芳香の核があります。味わいはシームレスで、洗練されたタンニンがあります。
クレーム・ド・カシスとココア・パウダーのノートが残り、余韻はさわやかです。
2017ヴィンテージ、ワインメーカーノート
2017年ヴィンテージで24,000円台。
シネ・クア・ノン アトランティス(Sine Qua Non)
パーカーポイントで100点を26回(漫画登場時点では7回)、シラー、グルナッシュなどのローヌ系品種のカルトワインの代表格。
他の漫画ですが、「神の雫」でも12使徒に選ばれているワイナリーです。

94年にカリフォルニアのヴェンチュラで生まれたガレージ・ワイナリーですが
カリフォルニアワイン史上唯一 7回もパーカーポイント100点を獲得しています同じワインは二度と作らないというポリシーから究極のカルトワインとも言われています
ソムリエール11巻#71「欠かせぬ者」、樹カナ

生産者 | シネ・クア・ノン(Sine Qua Non) |
ワイン名 | アトランティス(Atlantis Fe 203-1a) |
ブドウ品種 | シラー |
産地 | セントラルコースト |
評価 | RP100 Vivino:4.8 |
価格 | $800 |
ブルーベリー、ブラックベリー、お香、グラファイトの香りが織り交ぜられた非常に花の咲く鼻がグラスから舞い上がります。
シラー・クランクルが作った最大または最も集中したものではありませんが、それは最もニュアンスがあり、エレガントで、複雑なものの1つです。
フルボディのままですが、味わいは徐々に増していき、特に多くのカリフォルニアのシラーと比較すると、エレガントで繊細な味わいに出くわします。それにもかかわらず、強さは気が遠くなるようなものであり、仕上げはほぼ1分間続きます。今後10〜15年以上にわたってこの驚くべき努力を飲んでください。
ロバート・パーカーのワインアドヴォケイト、100点
16万円台
パーカーポイント100点のカリフォルニアワインはこちらのの記事もご参考。
コンティニュアム
「カリフォルニアワインの父」故ロバート・モンダヴィとそのの家族が設立したワイナリー。

・・・モンダヴィ翁は2008年5月94歳で亡くなります
亡くなる最後の思いを込めて妻・長女・次男と共に作ったのがこのワインなんですだから名前はコンティニュアム 意味は「引き継がれていくもの」
・・・このワインがいつか必ず第二の「オーパス・ワン」いえ10年後にはそれ以上のワインになっていると思います
ソムリエール10巻#65「引き継がれる思い」、樹カナ

生産者 | コンティニュアム |
ワイン名 | コンティニュアム |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネフラン、プティヴェルド、メルロー |
産地 | ナパバレー |
評価 | 2018:RP100,JS100,WS94 2017:JS98,RP97 2016:JS100,RP99,WE95,D94,WS93 Vivino:4.6(平均) |
価格 | 実勢価格$300 |
生き生きとした表情豊かなノーズは、持ち上げられた赤い果実、ハイビスカス、繊細なフローラルノート。
味わいの豪華なエントリーは、濃厚なダークフルーツと、風味豊かな野生のハーブ、エキゾチックなスパイス、グラファイトの層が織り交ぜられた若々しいクロミグワを表しています。
2019 Continuumのマウンテンフルーツの表現は、ビロードのような上質なタンニンと鉄のミネラルを備えたしなやかで絹のようなテクスチャーに包まれています。2019年のコンティニュアムは、味わいの力と優雅さの高揚した豊かなダンスです。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート
RP100の2018年ヴィンテージ、現地でもWine-Searcherで平均が$284、最も安いので$259なので、33,000円だとリーズナブル。
フリーマン(Freeman) ピノノワール アキコズ・キュヴェ
ブルゴーニュスタイルでエレガント涼しい気候のピノノワールとシャルドネの作り手。

樹カナ:「2004年に初ヴィンテージをリリース その直後からサンフランシスコのジャルディエニエールやニューヨークのモンラッシェといった最高級レストランがオン・リスト」
紗英(客の女性):「熟れたプラムや土の香りがする 確かに美味しいじゃない」
ソムリエール17巻#105「手嶋紗英の恋」

生産者 | フリーマン(Freeman Vineyard & Winery) |
ワイン名 | アキコズ・キュヴェ(Akiko’s Cuvee) |
ブドウ品種 | ピノノワール |
産地 | ソノマカウンティ/ソノマコースト |
評価 | 2017:WE92 2016:WE94 2015:WE96 Vivino:4.3(平均) |
価格 | $80 |
このワインのアロマは非常に多く、デキャンターやグラスですべての複雑さを解読するのに何時間もかかります。
グロリア*(畑名)とKR*(畑名)のフルーツフォワードノートがあり、深いベリー、プラム、フローラルの香りがあります。
それから、Yu-ki*(畑名)とPratt*(畑名)から来る新鮮なハーブ、林床、コーラのような、より地球主導の側面があります。味わいには、アキコのキュヴェに期待されるエレガントな口当たりがあります。
果実味と酸味のバランスは完璧です。2022年から2032年までこれをお楽しみください。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート
2018ヴィンテージで1万円ちょっと。
スタッグスリープ・ワインセラーズ
パリスの審判で1位を獲得、現在でもナパバレーを代表するワイナリー。

パリスの審判の赤ワインで1位を獲得したワインとして登場


生産者 | スタッグスリープ・ワインセラーズ |
ワイン名 | S.L.Vカベルネ・ソーヴィニョン |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン |
産地 | ナパバレー/スタッグスリープ/S.L.V |
評価 | 2018:RP97,WE97,JS97,WS94 2017:RP95,JS94,D93, 2016:RP97,JS95,WE94 Vivino 4.5(平均) |
価格 | ワイナリー価格$195 |
バイオレット、プラムダークフルーツ、ココアダスト、グラファイトの寛大なアロマがあります。
味わいは、純粋な果実味、ほこりっぽいタンニン、そして長く風味豊かな後味を持つ、豊かで砂利のようなストラクチャーを持っています。
タンニンの構造、濃い果実味、心地よいミネラル感が、このワインの能力を示しています。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
シャトー・モンテレーナ
パリスの審判の白ワイン部門で1位、ナパバレーの北端のカリストガにある。1882年設立の歴史のあるワイナリー。

パリスの審判の白ワインで1位を獲得したワインとして登場


生産者 | シャトー・モンテレーナ |
ワイン名 | シャルドネ |
ブドウ品種 | シャルドネ |
産地 | ナパバレー |
評価 | 2018:V92, 2017:WS 91, 2016:JD90 Vivino 4.3(平均) |
価格 | ワイナリー価格$70 |
黄金色の麦わら色、シナモンと熟した桃で始まり、メロン、イチジク、洋ナシの香りに支えられています。
リリース時にはフローラルよりもフルーティーですが、それでもスイカズラとスパイスがたっぷりあり、青リンゴとバニラに柔らかくなります。
最初はレモンカードと熟したオレンジと融合し、夏の核果のしなやかさとその下の厳粛な酸の間で、ダイナミックな緊張が中口に移行します。
柑橘類も、むき出しのミネラル感を引き立てるうねるような食感の中に残り、焼きたてのパンのささやきのような柔らかなヒントとは対照的です。
明るくフレッシュで熟したアプリコットとオレンジマーマレードが、トーストしたアーモンドとクローブのほんのりとした甘さを添えています。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
パリスの審判についてはこちらの記事で詳細を解説
モンテレーナの2019ヴィンテージは9,000円台
ガーギッチヒルズの2019ヴィンテージは6,000円台
カレラ(Calera) マウントハーラン・ヴィオニエ

カナ「カレラのオーナー ジュジュ・ジェンセンはカリフォルニアでロマネ・コンティを目指したワイン作りを行っています」
ジョン「確かに カレラはピノノワールで有名だね それは僕でも知っている」
カナ「はい でもジェンセンはDRCで修行した後シャトー・グリエでも研修しているんです」
ジョン「そうかつまり シャトー・グリエと彼らのヴィオニエは師弟対決だつた そして弟子が師を超えた」
ソムリエール20巻#125「パリスの審判②」

生産者 | カレラ(Calera) |
ワイン名 | マウントハーラン・ヴィオニエ |
ブドウ品種 | ヴィオニエ |
産地 | セントラルコースト/マウントハーラン |
評価 | 2019:WE93 2018:WE91 2017:WE92 Vivino:3.9(平均) |
価格 | ワイナリー価格$38 |
より繊細な香りを保ちながら、美しいテクスチャー品質を作り出すために、この涼しい気候のヴィオニエは完全にコンクリートで発酵されました。
香りはレモングラスと核果のまばゆいばかりの香りがグラスから飛び出します。味わいは美しく丸みを帯びており、ジューシーなピーチ、ネクタリン、レモンの皮のフレーバーを示し、明るい酸味の底流が明るく余韻の長い後味にエネルギーとエレガンスを加えています。
2019ヴィンテージ、ワインメーカーノート
2017年ヴィンテージ、4,000円台
スクリーミングイーグル
カリフォルニアで最も高価なカルトワイン

フランスワインとの対決の候補として登場、

生産者 | スクリーミングイーグル(Screaming Eagle) |
ワイン名 | スクリーミングイーグル(Screaming Eagle) |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン |
産地 | ナパバレー |
評価 | 2019:V100,JS99,JD98 2018:RP100 2017:WS96 Vivino4.7(平均) |
価格 | 実勢価格:$4,000 |
ミディアムからディープガーネットパープルカラーの2018スクリーミングイーグルは、熟したブラックベリー、ブラックチェリー、新鮮な赤と黒のスグリの鮮やかな概念に加えて、甘草、砂糖漬けのスミレ、杉の胸とクローブオイルの魅力的なタッチでガラスから舞い上がります海のスプレー。
ミディアムボディで驚異的なエレガンスを備えた味わいは、きめの細かいテクスチャーでありながら、非常に張り詰めたバックボーンと絶妙なニットの酸味を備えたレンガ造りの家のように建てられています。
強烈な黒と赤のフルーツフレーバーは、ミネラルとフローラルの概念の層によってアクセントを付けられ、信じられないほどの長さと深さで終わります。紛れもなく素晴らしい。
2018ヴィンテージ、ロバートパーカーのワインアドヴォケイト、100ポイント
2018年ヴィンテージ、50万円弱
オーパスワン
カリフォルニアで最も有名な高級ワイン。

フランス産ワインとの対決用として登場

生産者 | オーパス・ワン・ワイナリー |
湾名 | オーパス・ワン |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルド、メルロー、カベルネ・フラン、マルベック |
産地 | ナパバレー |
評価 | 2018:JS99, RP98,JD97,D95,WS94 2017:D96,RP95,JS95 2016:JS99,RP98,D98 Vivino:4.6(平均) |
価格 | ワイナリー価格$445 |
オーパスワン2018は、ブラックベリー、カシス、ブラックチェリーの豊かな香りから、上品なスミレ、白胡椒、そしてバラの花びらへと続き、とても魅力的な芳香を放ちます。新鮮で瑞々しい黒果実の味わいがしなやかに幾層にも重なり、オレンジの皮、甘草、ダークチョコレートのニュアンスがアクセントとして感じられます。美しくバランスのとれた滑らかでやわらかなタンニンは、フレッシュな酸味と相まってソフトでクリーミーな感触をもたらし、その味わいは引き続き長い余韻となって広がります。
2018ヴィンテージ、ワインメーカーノート
ナパバレーの高級カベルネ・ソーヴィニョンはこちらの記事もご参考。
こちらの銘柄は日本でも5万円台前半から。
ロバート・モンダヴィ
「カリフォルニアワインの父」ロバート・モンダヴィが設立、その後ワイナリーは2004年にコンステレーションブランズに売却。

フランスワインとの対決の3番手として登場。シャトー・ムートン・ロートシルト1986年に対してロバート・モンダヴィ カベルネ・ソーヴィニョンリザーヴ1987年。

・・・1998年のカリフォルニアは ラ・ニーニャによる冷夏のため カベルネ・ソーヴィニョンには青ピーマンのような植物的なニュアンスが残りました
ロバート・パーカーはろれをリリースし時に試飲し89点という例外的に低い評価をつけました
・・・
今飲むと軽い植物的な香りがワインの複雑なニュアンスへと昇華し最上のボルトーのような美しいワインに変貌しています
ソムリエール21巻#134「宿命」(後編)

生産者 | ロバート・モンダヴィ |
ワイン名 | リザーブド・トカロン・ヴィンヤード・カベルネ・ソーヴィニョン |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、プティヴェルド、カベルネフラン |
産地 | ナパバレー/オークヴィル/トカロン |
評価 | 2017:JS97,WE93,JD93,WS92 2016:JS96,RP96 2015:JS96,RP96 Vivino:4.4(平均) |
価格 | ワイナリー価格$230 |
相変わらずこのワインはトカロン・ヴィンヤードの独特のエレガンスとパワフルなキャラクターを表現しています。
私たちのリザーブは、トカロン内の最高のブロックからブレンドされています。ワインは上質なタンニンで口を覆い、生き生きとした酸味で歌います。
2017ヴィンテージ、ワインメーカーノート
RP96ポイントの2016年ヴィンテージで3万円ちょっと。
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