【カリフォルニア/ワイナリー巡り】Calera Wine Company(カレラ)

ワイナリー巡り

日本でも人気のカリフォニアワイン、カレラ(Calera Wine Company)でテイスティングしてきました。

カレラはピノノワールが有名なワイナリー。一般的にリーズナブルな価格で流通しているセントラルコーストのピノノワールではなく、エステートの単一畑のピノノワールを試飲することができます。

同じエステートでも微妙に違う味わいを楽しむことが出来ました。日本で購入すると1万円以上(1万5千円程度)するワインを並行でテイスティングできるというぜいたくな内容です。

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ワイナリーについて

サンノゼから車で約1時間程度のところにあるワイナリーに訪問。近くにピナクルズ国立公園公園がありその帰りに立ち寄りました。ピナクルズ国立公園からは30分ほど。

創設者のジョシュ・ジェンセンはカリフォルニアのワイン業界でも有名な方で、ブルゴーニュにヒントを得て石灰岩質の土壌であるこの土地を探しだして1975年にカレラを設立したとのと。

こちらは日本で人気が高い。アメリカでももちろん有名ですが日本ではナパバレーの一流ワイナリーと肩を並べるほどの知名度。エレガントなスタイルのピノノワールは「カリフォルニアのロマノ・コンティ」とも言われるほど。

こちらを訪問するのは今回で3回目、前回は2018年だったはずなので4年ぶり。大手ワイナリーで昨年IPO(株式公開)したダックホーンの傘下になったのが2017年とのことで、その影響もあってか少し施設が新しくなったような雰囲気。

あまり天気が良くなかったのが残念、少し寒かったので室内でテイスティングすることに。天気が良ければ見晴らしも良いので外でテイスティングするのがよさそう。

晴れていればこちらのパティオでのテイスティングもよさそうです

テイスティング

シャルドネ、エステートのピノノワールが3種類、ダックホーンのメルロー、と計5種類のテイスティングで20ドルと土地柄もあってかリーズナブルな価格設定。量も気持ち多い印象。

テイスティングといっても出来るだけたくさん飲みたい少し行儀の悪いタイプなのでうれしい。

同じグラスに毎回注ぎなおすのではなく最初に5種類が出てくるスタイル。ピノノワール3種類を飲み比べしてみたかったのでちょうどいい感じ。ただ、都度ワインについて説明してくれることはないのでその点は少しさみしい。

シャルドネ:2019 Calera Mt. Harlan Chardonnay

2019 Calera Mt. Harlan Chardonnay
calerawine.com

最初はエステートのシャルドネから。ハーランマウンテンの石灰岩が豊富な土壌で作ったシャルドネ。

エステート(自社畑)のシャルドネ。柑橘系の香りとバニラなどの樽香が比較的強いワイン。アルコール度数も14.5%と高め。カリフォルニアらしい豊潤でパッションフルーツ系のシャルドネでバターを使ったシーフードなどに合いそう。

自分の好みとは違いますが、カリフォルニアらしい濃厚なシャルドネという感じ

ワイナリー価格は55ドル、ワインエンスージアスト93ポイント。

ピノノワール(1):2018 Calera Mt. Harlan Pinot Noir Mills

2018カレラマウントハーランピノノワールミルズヴィンヤード
calerawine.com

ワイナリー価格80ドル、ワインエンスージアスト93ポイント

ピノノワール(2):2018 Calera Mt. Harlan Pinot Noir Reed

2018 Calera Mt. Harlan Pinot Noir Reed Vineyard
calerawine.com

ワイナリー価格80ドル、ワインエンスージアスト94ポイント

ピノノワール(3):2018 Calera Mt. Harlan Pinot Noir Ryan

2018 Calera Mt. Harlan Pinot Noir Ryan Vineyard

ワイナリー価格80ドル、ワインエンスージアスト93ポイント

ピノノワールの飲み比べ

飲み比べをブラインドでやってみました。自信あったのに1回目は全部ハズレ。気を取り直して2回目でやっと全部当たり少し安心。

どのワインもミネラルがあり旨味を感じる。適度な酸味のエレガントなワインでしたが、Millsはコショウのようなスパイス、Reedは酸味がありラズベリーやプラムなどの赤い果実のフレーバー、Ryanはもう少しダークな味わい、を手掛かりにしてみました。

どれもおいしかったけど個人的にはReedが好きなタイプ。

それぞれ土地、気候の違いによる微妙な差があって面白い。今回テイスティングした以外にもシグネチャーのジェンセンをはじめ計6つの畑でピノノワールをつくっている。いずれもワイナリー価格で80ドル~110ドル。

ハーラン山のブドウ園
calerawine.com

メルロー:2018 Duckhorn Carneros Napa Valley Merlot

2018 Duckhorn Vineyards Carneros Napa Valley Merlot
duckhorn.com

最後は、ダックホーンのメルロー。ダックホーンはプレミアムメルローを開拓したことでも知られるワイナリー。カレラと同じグループ(親会社)ということもあって最後にこちらをテイスティング。

こちらもさすがにおいしいワイン。チェリーなどの赤い果実、酸味、スパイスなど。

ワイナリー価格80ドル、ワインエンスージアスト90ポイント

アメリカのメルローはこちらの記事も。

まとめ

ワイナリーの施設自体はナパバレーなどの豪華なものとは違い少し地味な印象ですが、ここのピノノワールは非常にレベルが高くカリフォルニアを代表するワイナリーのひとつ

ハーランマウンテンのそれぞれの単一畑の味わいの違いをリーズナブルに楽しむことが出来るので定期的に訪れたい。ワインの説明をしてくれれば満足度はさらに高いかも。

Wine & Sprits Top100 ワイナリーに2021年にも選ばれている。

天気が良ければアウトドアの方がよさそう。景色も良いし子供もOKなので家族でピクニックにも良さそうです。単一畑のピノノワールは日本で買うと1万円以上、場合によっては2万円ほどするものもあるので大事な人のお土産に買うと喜ばれるかもしれません。

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