ターリーはジンファンデルで有名なワイナリーで以前から行ってみたかったところ。
そのターリーのパソロブレスにあるテイスティングルームに訪問してきました。
ジンファンデルとプティシラーはどれもレベルが高いのでこれらのアメリカ独自の品種(プティシラーは厳密には独自ではないですが、アメリカが主な生産地)が好きな方にはかなりおすすめのワイナリーです。
ワイナリーについて

こじんまりしたおちついた感じのところで家族連れ、ピクニックもOKでした。

ターリーはラリー・ターリー氏によって1993年にナパバレーで設立されたワイナリー。
カリフォルニアにあるナパ、ソノマ、パソロブレス等50以上のブドウ畑から主に単一畑の50種類のワインを作っています。
ジンファンデルと少量でですがプティ・シラーを生産。
古いものでは1800年代の古樹や有機栽培にこだわったワインはカリフォルニアのジンファンデルの中でも最も高い評価を得ているワイナリー。

こちらはテイスティングルームの上にある畑
テイスティング

テイスティングは6種類で25ドル、こちらのリスト外で最後にジンファンデルのポートを出してくれました。2本以上購入でリファンドとリーズナブルな価格設定。
①2019 Old Vies Zinfandel

パソロブレス以外にもナパ、ソノマ、などカリフォルニアの主要な産地の古樹のジンファンデルを詰め込んだワイン。カリフォルニアのオールドヴァイン・ジンファンデルのベンチマーク。

ブラックチェリー、プラム、革、ジンファンデルらいしいスパイスもある。典型的なカリフォルニアのジューシーでスパイシーなイメージのジンファンデルではなくとても複雑でエレガント。
ワイナリー価格29ドル、ワインアドヴォケイト93ポイント。これで29ドルならお買い得。
②2019 Pesenti Vineyard Zinfandel

続いてはパソロブレスの単一畑のジンファンデル。石灰岩の土壌、有機栽培、乾式栽培とのこと。こちらのジンファンデルも1922年に植えられた古樹とのことで、100歳の樹から造られたワイン。

先ほどのオールドヴァインより、薄い色でラズベリーなどの赤系の果実。石灰岩土壌ということもあってか、繊細でさわやかな酸味が特徴。ブラインドで飲んだらジンファンデルと分からないかもしれない。とてもおいしい。(ワインの土壌はこちらの記事もご参考)
ワイナリー価格42ドル、Vivinoでも4.4と非常に評価が高い。
③2019 Ueberroth Vineyard Zinfandel
こちらもパソロブレスの単一畑。1885年に植えられたとのことで140年近い樹齢。他の品種ではありえないような古樹。こちらも石灰岩の土壌とのこと。


ダークフルーツ、ハーブ、タバコ、土、さわやかな酸味が特徴。こちらも非常に複雑でエレガントなジンファンデル。
ワイナリー価格58ドル、ワインアドヴォケイト94ポイント、Vivinoでも4.4ポイントとプロからも一般消費者からも評価が高いのも納得。
④2019 Pesenti Vineyards Petite Syrah

2本目のジンファンデルと同じ畑のプティシラー。

コショウのスパイスが特徴的。ダークフルーツ、ブラックベリー、チョコレート、土。先ほどまでのジンファンデルと比較するとタンニンが強くパワフルで、エキゾチックな印象。
ワイナリー価格は42ドル、ヴィナス96ポイント、ワインアドヴォケイト92ポイントと評価が高い。
⑤2018 Hayne Vineyard Petite Syrah
こちらはナパバレーのプティシラー。


ブラックチェリー、カシス、ハーブ、スパイス、土。とてもバランスの良いプティシラー。今飲んでも美味しいが長期熟成にも良さそう。
ワイナリー価格は84ドル、 ヴィナス97ポイント、ワインアドヴォケイト93ポイントとさらに評価が高い。
まとめ
ジンファンデル、プティシラーともにどれも全部レベルが高く来てよかった。あまり流通していないこともあってか、ワイナリー価格の方がネットで購入するより安いというちょっとしたカルトワインのような感じになっている。
2本買うとテイスティング費用もリファンドしてくれてさらにお得。ジンファンデルの最初の2本を購入しました。
これまで飲んだジンファンデルの中でもかなりレベルの高いものでした。
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