アメリカのお土産でぜひ購入して帰りたいカリフォルニアワインですがいろんな種類があって選ぶのが大変。
旅行や出張など限られた時間の中で良いワインをお土産として買うために「失敗しない選び方」を解説していきたいと思います。
その中でも比較的入手性が良くお土産として最適なカリフォルニアワインを14種類紹介します。
産地、品種、日本での人気、現地での入手性などをもとに厳選しました。もちろんレイティングの高いワインばかりです。
お土産におすすめのカリフォルニアワインの選び方

はじめに、カリフォルニアワインの代表的な品種や産地の特徴を簡単に解説します。また、日本で人気のワインや話題性のあるワインについてもその背景とともに解説します。覚えておくとお土産を選ぶ際の参考になると思います。
品種で選ぶ
カリフォルニアの赤ワインの代表格は何といってもカベルネ・ソーヴィニョン。価格帯も20ドル程度のものから数百ドルのものまで幅広くあります。ボルドーのものと比較すると早くから飲めるし、熟成にも向く品種なので、普段飲みから、大事な人へのプレゼント、記念日用のワインとしてお土産に最適な品種。
ピノノワールはカベルネ・ソーヴィニョンと比較すると少し抑えめな価格帯でも高品質なものが多くあります。ブルゴーニュと比較すると果実味の高いのが特徴ですが、近年ではエレガントなものも多くあり、産地ごとの特徴もあり、和食にも合うものも多いのでこちらもお土産におすすめの品種です。
ジンファンデルはアメリカで人気の品種、比較的リーズナブルな価格帯ですが、日本でも人気の「プリズナー」などはこの品種が主体のブレンド。お手頃ですし、アメリカ独自の品種(厳密には、イタリアのプリミティーヴォとのシノニム(同じDNA))なので、「アメリカらしいお土産」としておすすめです。
その他にも、白ワインだとシャルドネもカルフォルニアを代表する品種として有名でリーズナブルなものからカルトワインまで幅広くラインナップされているので、こちらもおすすめの品種です。赤ワインも上記以外にも、シラーを中心としたローヌ系の品種も豊富にあります。
産地で選ぶ
カリフォルニアワインで最も有名な産地は、ナパバレー。オーパスワン(Opus One)はカリフォルニアを代表する高級ワインでご存じの方も多いと思います。スクリーミングイーグル(Screaming Eagle)、ハーランエステート(Harlan Estate)、など世界的に有名なカルトワインが多くあることでも有名。これらの銘柄はすべてカベルネ・ソーヴィニョン単体もしくは主体のボルドーブレンド、ナパのワインを買うならやっぱりカベルネ・ソーヴィニョンが一押しです。
ナパバレーの隣に位置していて、カベルネ以外にもピノノワール、シャルドネ、ジンファンデルなど多様な品種が栽培されているのがソノマカウンティです。特に、ピノノワールやシャルドネのブルゴーニュ品種がソノマでは有名です。
ナパ、ソノマが世界的にも有名ですが、その他には、ピノノワールやシラーなどのローヌ系品種で有名なサンタバーバラもカリフォニアを代表するワイン産地の一つ。カルトワインの代表格シネクアノン(Sine Qua Non)もこの地域のブドウを使ったワイン。映画「サイドウェイズ」の舞台にもなっている地域。
比較的リーズナブルだけどパワフルなカベルネ・ソーヴィニョンならパソロブレスがおすすめです。同じレベルのワインがナパの半額程度、知名度はまだまだですが近年急成長している産地。パソロブレスはシラーなどのローヌ系品種も多くあります。
その他にも、サンタクルーズ・マウンテンズなども規模は小さいですが知る人ぞ知る隠れ家的なところで個人的にもおすすめの産地。
日本で人気のものを選ぶ
日本で人気の銘柄はお土産として買って行くと喜ばれることも多いと思います。
カレラ(Calera)は、モントレー近くのマウントハーランという少し変わった場所にあるワイナリー。日本では漫画などで紹介された関係もあり人気のワイナリーです。特にピノノワールは人気で日本では単一畑のものだと1万円以上、場合によっては2万円以上しますが、アメリカでは100ドル以下(50ドル以下で見つかる場合もある)のでお買い得感もあります。
同じく漫画で紹介されて有名になったサンタバーバラにあるオーボンクリマ(Au Bon Climat)も日本では大人気のワイナリー、こちらもピノノワール。
その他に日本で人気が高く、アメリカではリーズナブルに購入出来るものだとプリズナー(The Prisoner)があります。少し変わったラベルが特徴、日本では安くても1万円以上しますが、アメリカだと$40~$50程度、スーパーやコストコなどどこでも購入できるのでお土産には最適。
その他、高級なものになりますが、知名度では、ハーランエステート(Harlan Estate)、オーパスワン(Opus One)、ドミナスエステート(Dominus Estate)などは誰もが知っている銘柄。また、$100前後のワインとしては、シルバーオーク(Silver Oak)、ジョーダン(Jordan)、ケイマス(Caymus)、などは日本人でも知っている人が多いワイン。これらはいずれもナパのカベルネ・ソーヴィニョン。
話題性のあるものを選ぶ
話題性のあるワインをお土産で買って行くというのも一つの方法。
パリスの審判で勝利したワイン
パリスの審判でフランスに勝利したワイン(もしくはワイナリー)は話題性もあってお土産にも最適。スタッグスリープ・ワイン・セラーズ(Stag’s Leap Wine Cellars)、リッジ(Ridge Vineyerds)、ハイツ(Heitz Celler)、マヤカマス(Mayacamas Vineyards)、クロ・デュ・ヴァル(Clos du Val)、シャトーモンテレーナ(Chateau Montelena Winery)などは実際にワイン自体も素晴らしいものなのでお土産にもおすすめです。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
漫画に登場するワイン
漫画「神の雫」や「ソムリエール」などに登場するワインも話題性十分。
「神の雫」だとこれまで紹介したものとも重複しますが、オーパスワン(Opus One)、リッジ(Ridge Vineyards)、ハーランエステート(Harlan Estate)、スタッグスリープ(Stag’s Leap Wine Cellars)、ドミナス(Domiuns Estate)、ハイツ(Heitz Cellards)、ケイマス(Caymus)、なども紹介されていますし、入手は難しいと思いますが12使徒の一つシネクアノン(Sine Qua Non)などもあります。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
漫画「ソムリエール」でも、先ほど紹介した、カレラ(Calera)やオーボンクリマ(Au Bon Climat)、それ以外にも多くのカリフォルニアワインが紹介されていますので、こちらの記事をご参照ください。
パーカーポイント100点や有名誌で取り上げられたワイン
その他、カルトワインが多く、かなり高価なもので入手も難しいですが、パーカーポイント100点を複数回取っているようなワインは話題性は十分。その分、価格も高騰していてなかなか入手は難しいですが予算がある場合は検討してみても良いかもしれません、
シネクアノン(Sine Qua Non)、ハンドレッドエーカー(Hundred Acre)、シュレーダー(Schrader)、コルギン(Colgin)、など。専門店や空港の免税店で見かけることはあります。その他、パーカーポイント100点のワインはこちらの記事をご参照ください。
ロバートパーカーのワインアドヴォケイトと並んで有名な雑誌がワインスペクテータ、そのワインスペクテータが毎年末に発表するトップ100の上位のものも話題性のあるワインとしておすすめです。直近の5年でトップ3に入っているのは、シュレーダー(Schrader)、HDV、ドミナスエステート(Dominus Estate)、ハイツ(Heitz Cellars)、オーベル(Aubert)、マヤカマス(Mayacamas Vineyards)、ダックホーン(Duckhorn)、詳細はこちらの記事ごご参照ください。
アメリカで有名で人気のワイン
ワインの検索サイトのWine Sercherで良く検索されているワインは世界のワイン愛好家から人気があり、有名なワイン。日本では販売店やメディアに取り上げられているものが有名になる傾向にあると思いますが、こちらの場合は比較的客観的に有名で人気のワインのラインキングがされていると思います。(とは言え、日本での人気と被るものも比較的多いという印象もあります)
オーパスワン(Opus One)は不動の1位、世界的にもフランスの5大シャトーなどに並ぶ知名度があります。それ以外にも、ハーランエステート(Harlan Estate)、スクリーミングイーグル(Screaming Eagle)などのカルトワイン、レストランなどで良く見かけるケイマス(Caymus)やシルバーオーク(Silver Oak)などが上位にランクインしており納得の内容です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
お土産ワインを買い場所と選び方のコツ
観光や出張で行ったときに限られた時間でお土産でワインを買う場合、どこで購入するのかは大事。いくつかの代表的な小売店とその特徴を簡単に説明します。
コストコ(Costco)

お買い得にワインを買うなら何といってもコストコが一番。
専門店などと比較すると品種は少な目ですが、その分、お買い得なワインが多い。同じ銘柄ならほぼ間違いなく一番安く買いことが出来ます。
日本で会員になっている方はアメリカでも使えますし、仮に会員になっていなくてもカリフォルニア、ニューヨーク、テキサス、ハワイ、等の主要な州を含む14州では会員証なしでワインの購入は可能です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
価格帯は30ドル前後を中心に一部100ドル超の高級ワインもありますし、まれに500ドル以上のカルトワインがあることもあります。
一般的なスーパー(ホールフーズ(Whole Foods)やセーフウェイ(SafeWay)など)
アメリカでは一般的なスーパーでも比較的充実したワインの品ぞろえになっています。
アマゾン傘下の高級スーパー「ホールフーズ(Whole Foods)」は雑貨やエコバッグなどのお土産を買う方も多いと思いますが、ワインも充実しています。アマゾンのプライム会員だと割引もありますのでお得です。
その他にもカリフォルニア北部だとセーフウェイ(Safe Way)などもワインが充実しています。登録すれば簡単に会員になれて割引が受けられる上に、ワインを6本購入するとさらに割引もあるので、まとめてお土産を購入する場合にはお得。
価格帯はこちらもコストコ同様に30ドル前後を中心に100ドル超の高級ワインもあります。100ドルを超える高級ワインは鍵つきのケースにおいている場合があるので店員さんにお願いして開けてもらう必要があります。
トレーダージョーズ(Trader Joe’s)
比較的小さな店舗を中心に全米で500店舗以上あるスーパー。こちらもエコバックなどが日本の主婦などに人気のお土産。オリジナル商品が多く特に、お菓子やスパイス、季節限定の商品などはお土産にも喜ばれます。
こちらも、比較的リーズナブルな価格帯のものを中心にワインがあります。品揃えはそれほど多くありませんが、こちらで普段飲みのお土産におすすめなのは、トレーダージョーズのオリジナルワイン。
Reserve, Plutinum Reserve, Diamond Reserve などレベル分けされており、やブドウの種類など時期によってリリースされているものが異なりますが、特に最上位のDiamond Reserveなどはかなりお買い得。
例えば、ナパバレーのカベルネ・ソーヴィニョンのDiamond Reserveだと$20以下でVivinoの評価が4.2とかなりお買い得で$50程度のワインにもひけをとらないレベル。
時期によっては、さらにナパバレーの中の細かいAVA単位(例えば、スタッグスリープとかラザフォードなど)のカベルネ・ソーヴィニョンがリリースされていることもあります。
専門店(トータルワインなど)

全米に229店舗展開するワイン及びその他アルコール飲料専門の小売店。各店舗に8,000以上の異なるワインがありホームページでも在庫状況を確認することが出来ます。
銘柄によってはミックスで6本購入すると10%引きになったり、ワイナリーダイレクトでお買い得なものもあります。
価格も20ドル前後のものから数百ドルのものまで幅広くありますし、他店と比較しても安い価格設定なのでこだわりのワインや特定の銘柄を探したい人にはおすすめ。
代表的な店舗やネットでの価格の比較は以下の記事を参考にしてみてください。代表的な銘柄で価格を比較しています。
選び方のコツ
銘柄を先に決めておいて各店舗を回って探して買うという方法ももちろんありますが、その場で良いワインを選んで買いたい、というケースも多いと思います。
その場合に、失敗せずに良いワインを選ぶおすすめの手順は以下の通りです。
- 店舗内で品種、産地、などの品ぞろえ、陳列を確認
- セールなどお買い得品などを確認
- 値札の情報を確認
- VivinoやWine.comなどのアプリで評価ポイントや平均価格を確認
コストコなどのスーパーや専門店などによって店舗内での品揃えや陳列方法がことなりますので、まずはざっと回ってみて、どういうものがあるのかを把握します。
例えば、コストコだと、手前の一番目立つところには高級ワインがあり、列ごとに品種と産地で分かれて陳列されている、という感じです。
セール品がある場合には要チェックです。ただし、セールだからと言っておいしくないワインを買わないように、値札に書かれている情報や、Vivinoなどのアプリで情報を確認するのがおすすめです。
店舗によって値札に書かれている情報は異なりますが、主要な評論家のレイティング(例えば、ロバートパーカーのワインアドヴォケイトなら、RPもしくはWAのあとに点数が表記)を確認したり、テイスティングノートで特徴を確認します。
ラベルの写真を撮って、一般消費者のレイティングの平均をみることが出来て便利なのがVivinoです。詳細はこちらの記事で解説していますが、簡単な目安は、赤ワインで30ドル/4.0ポイント、白で25ドル/4.0ポイントを目安にしてみるのが良いと思います。
ワイン名で検索する必要はありますが、Wine.comは、評論家のレイティングがヴィンテージごとに調べられますので、より詳細に知りたい方には便利です。
お土産におすすめのワイン14選
最後に価格別におすすめのブドウ品種と産地の組み合わせを紹介します。中心となる価格帯はそれらの組み合わせでだいたい決まってくることが多くなります。
例えば、ナパのカベルネ・ソーヴィニョンで30ドル程度のものを探そうと思ってもなかなか良いものはみつからないですが、産地を変えてパソロブレスにすると比較的良いものを選ぶことが出来ます。
お土産用ということなので、それぞれのカテゴリの中で比較的入手しやすい代表的な銘柄も代表例として選んでみました。
30ドル以下
30ドル以下でお土産用のワインを探すなら、産地と品種の組み合わせから以下のものがおすすめです。
- パソロブレスのカベルネ・ソーヴィニョン
- ソノマカウンティのジンファンデル
- ソノマカウンティやサンタバーバラのピノノワール
その中もでも入手性が高いものを紹介します。
DAOU Vineyards Cabernet Sauvignon/ダオウ・カベルネ・ソーヴィニョン

パソロブレスにあるワイナリーのエントリーのカベルネ・ソーヴィニョン、トレーダージョーズやコストコなどで良く見かけます、$20台前半で購入できます。この価格帯のカベルネ・ソーヴィニョンとしてはかなりレベルが高く、毎年パーカーポイントも90点以上(21年は93点、20年は95点)を獲得。
その他にも、パソロブレスのカベルネ・ソーヴィニョンはこちらの記事で紹介しています。DAOU以外にも、ジャスティン(Justin), オースティンホープ(Austin Hope) なども小売店で良く見かけますし人気も高い銘柄なのでおすすめです。
コストコだと20ドル以下でも売ってます。


Ridge Theree Valley Red / リッジ・スリーバレーズ・レッド

パリスの審判で30年後にダントツ1位を獲得したボルドーブレンドの「モンテベロ」が有名なリッジですが、ジンファンデルも非常に多くの種類がリリースされています。こちらはその中でも比較的入手しやすく、スーパーなどでも30ドル以下で探すことが出来るもの。
コストコでもこんな感じで売っています。


こちら以外はもう少し高くなりますが、リッジは他のジンファンデルや、カベルネ・ソーヴィニョン(エステートやモンテベロ)、シャルドネなど、いずれもかなりレベルが高く日本で買うより割安なのでお土産にもおすすめです。
その他にもジンファンデルでおすすめの銘柄はこちらの記事で紹介しています。ソノマカウンティのドライクリークにあるセゲシオ(Seghesio)はレベルも高く20ドル~30ドル程度でコストコやスーパーでも良く見かけるのでおすすめです。
Au Bon Climat Santa Barbara Pinot Noir / オーボンクリマ・サンタバーバラ・ピノノワール

日本でも人気のあるサンタバーバラにあるオーボンクリマのピノノワール。こちらはサンタバーバラカウンティ内の5つのブドウ畑のものをブレンドしたもの、スーパーなどでみかけることもありますし、トータルワインなどに行けば20ドル程度で購入可能です。
オーボンクリマと並んで日本で人気のカレラ(Calera)のセントラルコーストもアメリカで買えば20ドル程度とお買い得です。
ともに、トータルワインで20ドル前後で買えます。


50ドル以下
- ナパバレーだとカウンティ単位、ソノマ、パソロブレスだとAVA単位もしくは単一畑のカベルネ・ソーヴィニョン
- ソノマコースト、ロシアンリバー、アンダーソンバレー、サンタリタヒルズ、サンタマリア等の有名なAVA単位のピノノワール
- ソノマコースト、ロシアンリバー、アンダーソンバレー、サンタリタヒルズ、サンタマリア等の有名なAVA単位のシャルドネ
Buena Vista Napa Valley Cabernet Sauvignon / ブエナビスタ・ナパバレー・カベルネ・ソーヴィニョン

ブエナビスタはカリフォルニアで最も古い歴史のあるワイナリー、こちらはナパバレーのカベルネ・ソーヴィニョンでプロからの評価も高く、Vivinoでも4.3でスーパーやコストコでも良く見かける入手性も良くコスパ最高のワインのひとつ。
コストコで30ドルちょっと、かなりお買い得です。


Beringer Knight Vallye Reserve Cabernet Sauvigmnon / ベリンジャー・ナイツバレー・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニョン

ベリンジャーはカリフォルニアを代表するカベルネ・ソーヴィニョンを中心としたワイナリーで、20ドル台のものから100ドル以上のものまで幅広くラインナップされていますが、こちらは、ソノマカウンティのナイツバレーのもの。トータルワインなどの専門店や、スーパーでもたまにみかけます。
これらの他にも50ドル以下のカベルネ・ソーヴィニョンでおすすめの銘柄はこちらの記事をご参照ください。
Joseph Phelps Freestone Vineyards Pinot Noir / ジョセフフェルプス・フリーストン・ピノノワール

ジョセフフェルプスはボルドーブレンドの「インシグニア」が最も有名でオーパスワンとともにカリフォルニアを代表する高級ワインの代名詞的な存在。こちらのワイナリーはソノマカウンティ内のソノマコーストにも自社畑を持ちその中でも最も手頃で小売店でも入手しやすいのがこちらのフリーストン。レイティングも非常に高く19年のヴィンテージはパーカーポイントで96点、Vivinoでも4.2と高評価。
トータルワインだと50ドル以下で手に入ります。

The Prisoner Red Blend / プリズナー・レッドブレンド

ジンファンデル主体のブレンド、スーパーやコストコ、専門店などで多く流通しているので比較的簡単に入手できます。専門家の評価は分かれますが、分かりやすい美味しさで日本でも人気が高いのでお土産に買っていくと喜ばれると思います。
コストコかトータルワインが$40程度で一番安そうです。


100ドル以下
- ナパを中心に世界的に有名なワイナリーのエントリーレベルのカベルネ
- 有名AVA内の単一畑のピノノワールで豊富なラインナップ
Stag’s Leap Wine Cellars Artemis Cabernet Sauvignon / スタッグスリープ・ワインセラーズ・アルテミス・カベルネ・ソーヴィニョン

パリスの審判で1位を獲得したワイナリー。フラッグシップである2つのエステートからのカベルネ・ソーヴィニョン「SLV」と「フェイ」、そのブレンドの「CASK23」はいずれも最高級のワインとして有名だが、アルテミスはこれらのエステートとその他契約畑からのブドウをブレンド。
スーパーや専門店など小売店でも良く見かけますので入手しやすいと思います。
Joseph Phelps Cabernet Sauvignon / ジョセフフェルプス・カベルネ・ソーヴィニョン

先ほど50ドル以下のおすすめでピノノワールを紹介しましたが、こちらはカベルネ・ソーヴィニョン。こちらは、コストコで良く見かけます。プロのレイティングも毎年高く、Vivinoでも4.4とかなり高評価。日本ではそれ程知られていないと思いますがおすすめのワインです。


Calera Ryan Vineyard Pinot Noir / カレラ・ライアンヴィンヤード・ピノノワール

日本でも人気のカレラ、その中で単一畑のものは6種類、いずれも100ドル以下、コストコなどではまれに50ドル以下でセールしていることもあるのでその場合はかなりお得。
単一畑ではなくセントラルコーストのものであれば20ドル台で購入可能。
こちらのワイナリー以外にも、50ドル~100ドルの間は、単一畑のピノノワールのワインがかなり豊富にラインナップされています。
カリフォニアの中でもピノノワールの銘醸地といわれるようなAVA*の単一畑ものがあれば、Vivinoのアプリで一般消費者のレイティングをみたり、Wine.comなどでプロのレイティングを調べて購入してみるというのがおすすめの方法です。この価格帯だと、4.4以上、93点以上だと平均より高そうです。
*北から、アンダーソンバレー、ソノマコースト、ロシアンリバー、サンタクルーズ・マウンテンズ、サンタルチア・ハイランド、サンタマリアバレー、サンタリタヒルズなどが有名
200ドル以下
200ドル以下は、ナパのカベルネ・ソーヴィニョンの中心的な価格帯になりますのでかなり多くの選択肢があります。
また、ピノノワールだと一部のカルトワインなどを除けば最高品質のものを選ぶことが出来ます。
Silver Oak Napa Valley Cabernet Sauvignon / シルバーオーク・ナパバレー・カベルネ・ソーヴィニョン

アメリカの高級レストランで良く見かけるのがシルバーオーク、日本人にも人気が高く初めて飲んだ高級なカリフォルニアワインがシルバーオークという人も多い。
こちらはナパバレーで、もう一つのソノマカウンティのアレキサンダーバレーのものは100ドル以下で購入可能。ともにスーパーでも良く見かけるので比較的入手しやすい銘柄です。
Stag’s Leap Wine Cellars S.L.V Cabernet Sauvignon / スタッグスリープ・ワイン・セラーズ・S.L.V・カベルネ・ソーヴィニョン

パリスの審判で1位を獲得したワイン。スーパーだとごく稀にケースの中に入ったものをみかける程度ですが、トータルワインなどに行けばギリギリ200ドル以下で入手出来そうです。
200ドル超
200ドル超だとやはりナパのカベルネ・ソーヴィニョンが種類としては最も多くなります。専門店や空港の免税店でカルトワインなど含めて多くの種類がありますが、こちらでは比較的入手しやすいものを紹介します。
Opus One / オーパスワン

カリフォルニアの高級ワインの代名詞「オーパスワン」、知名度、人気抜群です。スーパーやコストコではあまり見かけませんが、トータルワインなどでは400ドル以下で比較的新しいヴィンテージであれば入手可能。日本で購入するより割安です。
高級なナパのカベルネはヴィンテージによって評価や違うことが多いので出来れば当たり年のものを選びたいですね。
スーパーやコストコだと新しいヴィンテージのものしかありませんが、トータルワインなどに行けばケースに入っている高級ワインのコーナーでヴィンテージものをある程度探すことが出来ます。
ヴィンテージに関しては詳細は以下の記事でも解説しています。
Joseph Phelps Insignia / ジョセフフェルプス・インシグニア

パーカーポイントで100点を取ったこともあり、毎年高得点(18年97点、17年96点、16年99点)を獲得しているカリフォニアのボルドースタイルの先駆けといわれるワイン。
コストコで販売されていることもあり、以前と比較すると値上がりしましたが、それでも300ドル以下とこのレベルのワインにしてはリーズナブル。普通のスーパーではあまり見かけませんが、トータルワインでも販売していることが多いので200ドル以上の高級ワインの中では比較的入手しやすい。

日本では玄人のオーパスワン、と言われることもあるようです。
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