サンターバーバラカウンティの中でも高品質なピノノワールとシャルドネの産地として有名なサンタ・リタ・ヒルズAVA。その中で最も歴史があるサンフォードでテイスティング。
ワインももちろんおいししですが、のんびりピクニックも出来るし、ボッサボールなど、子供が喜ぶアイテムもあって雰囲気も良く家族で訪れるにはおすすめのワイナリー。
ワイナリーについて
1971年にサンタ・リタで初めてのブドウ畑をはじめたのがサンフォード。この地域を世界的にも評価の高いピノノワールの産地にしたサンタリタのベンチマークとなるワイナリー。
ランチョラリコナダとサンフォード&ベネディクトの2つのエステートを持ち、自社のワインだけでなく、オーボンクリマなどをはじめとして他のワインメーカーにブドウを供給。
エステートの単一畑、クローンやブロック限定、ブレンドなど多くのピノノワールをラインナップ。比較的リーズナブルなものからプレミアムなものまで、サンタ・リタのピノノワールの特徴を表したワイン。
アクセス
サンタバーバラから約1時間、80キロ強。101号線をから138号線に入って20分弱少しガタガタした道を走ったことろにある。
サンフランシスコからだと4時間強、ロサンゼルスからだと2時間半程度のところ。サンタバーバラでの観光や、101号線からはそれ程遠くないのでサンフランシスコとロサンゼルス間の移動の際に立ち寄るには良いロケーション。
ワイナリーの様子
138号線の左手に看板。周りは山に囲まれたのどかな雰囲気のところ。休日でしたが車通りは少なく空には大きな鳥が悠々と旋回。
ワイナリーの建物までの間。このあたり一面がブドウ畑。
ワイナリーの正面玄関。
予約時にも確認しましたが、屋外のスペースでは食べ物の持ち込み、子供、犬もOKとのことでピクニックに最適。
ゆったりとしたスペース。ボッサボールもあって子供も楽しめる。奥に見えるのは醸造施設。
こちらから畑をみながらのテイスティングも出来そうです。
こんな感じの景色。
午後1時前に訪問しましたが、かなり風が強かった。カリフォルニアのワイン産地の中でも冷涼な地域で有名なだけあって日差しは強いけれど、この海からの冷涼な風で少し肌寒い。
テイスティング
テイスティングリストがこちら。こちらに加えてスパークリングとシラーも試飲させてもらいました。1回のテイスティングの量も気前が良かったので7杯飲むとかなりいい感じになりました。
いずれもかなり良いお値段のワインで量も多く$30なのでかなりリーズナブルな設定という印象。$100分の購入でリファンドというのも良心的です。
テイスティング以外に購入出来るワインリスト。これら以外にもかなり豊富なラインナップがありそうでした。
2017 Sanford & Benedict Piot Noir
エステートのひとつサンフォード&ベネディクトの中の10か所のブロックの畑のブドウから造られたとのこと。
赤い果実と白い花。ミネラル、スパイス、土の香り(Earthy)。バランスが良く複雑でおいしい。最初からかなりレベルが高い。
2018年のサンフォード&ベネディクトピノノワールは明るく、美しくレイヤードで、ニュアンスがあります。砕いた花、パイプタバコ、ザクロ、ラズベリー、シナモンはすべて、この官能的なワインを美しく彩ります。味わいは、素朴でスパイシーなレッドベリーのフレーバーを、柔らかな食感でお届けします。ブドウ園が輝きを放つように、フレンチオーク樽(30%新樽)で15ヶ月間熟成させたセラーで穏やかなアプローチを取ります。
ワインメーカーノート(2018ヴィンテージ)
評論家・評価誌からのポイントも高く、JD97、WA93ポイント。Vivinoも2017ヴィンテージで4.4。ワイナリー価格は$88。
2017 Dominio del Falcon Pinot Noir
こちらはエステートの中でも最も標高の高いブロックのピノノワールとのこと。先ほどのものからさらにスパイス、土っぽさが加わったような印象。複雑でフィニッシュも長い。個人的には一番好き。
ドライフラワーとマンダリンノートのスパイシーな赤い果実がグラスから飛び出します。明るい酸味が口蓋に集中し、非常に生き生きと保ちます。しっかりと組み立てられたタンニンは、このワインの構造においしい統合を与え、今ではかなり親しみやすいものですが、次の8年から10年の間優雅に熟成するためのバックボーンを持っています。このピノを作るには繊細な手が必要でした。瓶詰めする前に、穏やかな抽出と長いエレベーションが必要でした。
ワインメーカーノート
ワイナリー価格は$102。2017のヴィンテージだけどまだまだ熟成させてもよさそう。
2017 La Rinconada Pinot Noir
先ほどのものより分かりやすく明かるいイメージ。チェリーなどの赤い果実。バランスも良くおいしい。
2018年のラ・リンコナダ・ヴィンヤード・ピノ・ノワールは、非常に深みのあるワインです。紅茶、皮革、フェンネル、ラズベリーはすべてグラスから飛び出します。2018年は深く、豊かで、長さが長いです。このワインは今では美味しいですが、しばらくの間優雅に熟成するためのバランスと構造を持っています。このワインは、より豊かな魚料理、ローストチキン、さらには狩猟肉にも自然です。
ワインメーカーノート(2018ヴィンテージ)
Vivinoでも4.2と高評価。
2017 Vista Al Rincon Chardonnay
アプリコット、マーマレード。酸味と少し苦みさえ感じるようなエレガントなシャルドネ。
このほっそりしたシャルドネは、アプリコット、ブリオッシュ、マーマレードと非常に芳香があります。活気のある味わいは非常に石のようなミネラル感があり、すぐに別の味が欲しくなります。フレンチオークでのクラスター全体の圧搾や樽発酵を含む伝統的なブルゴーニュのワイン造りは、この特異な場所を輝かせることができます。このワインは自然で、より豊かな料理があります。
ワインメーカーノート
ワイナリー価格は$67。
2018 Sanford & Benedict Chardonnay
アップル、レモン。ミネラル。酸味とミネラルがありバランスが良くとても美味しい。
2018年のSanford&Benedictは明るく、美しくレイヤードで、ニュアンスがあります。マイヤーレモン、キャンドルワックス、カットストローはすべて、この非常においしいシャルドネを飾っています。オレンジマーマレード、核果、カモミールは、味わいの豊かなテクスチャーとシームレスに調和します。このワインは自然で、より豊かな料理と軽いゲームさえあります。
ワインメーカーノート
ワイナリー価格は$68。
2016 Blanc De Blancs
リストにあるのが終わったあとにスパークリングを出してくれました。こちらはシャルドネ100%。これ以外にもピノノワールとシャルドネのブレンドなど3種類ほどのスパークリングがラインナップ。
緊張とエネルギーは、2016年のブラン・ド・ブランの特徴です。シャルドネの表情は明るく、柑橘系の香りがあり、最終的にワインに焦点を絞った際どい個性を与えます。樽発酵は、伝統的にボトルで発酵する前に、ベースワインの複雑さを増します。
ワインメーカーノート
ワイナリー価格$53。
2017 Syrah
こちらも最後にカウンターでもらいました。この冷涼な気候のシラー。ピノノワール、シャルドネが美味しかったけどこちらも美味しい。
夜に手摘みで収穫し、天然酵母で発酵させます。30%の新しいフレンチオーク樽で14ヶ月間熟成。これらのアロマは、エキゾチックなダークフルーツ、ゲーム、エスプレッソであなたを引き込みますが、この愛の品種のすべての特徴と、そこで育てられたブドウ園を紹介するのは、コショウで官能的な味わいの豊かなエントリーです。
ワインメーカーノート
ワイナリー価格$48。
まとめ
ここでしか飲めないワインも多く、他の有名なワインメーカーにブドウを供給しているだけあってどのワインも美味しいので機会があればまた訪問したい。
風が少し強いのでブランケットを持って行った方が良い。ボッサボールがあったり、食べ物の持ち込みもOKなので子供連れにも良い。
テイスティングをリファンドしてくれるということでピノノノワール2本とシラーを購入。
日本ではほとんど流通していないので購入は難しいですが、こちらの畑のワインはオーボンクリマなどからもリリースされています。
こちらは、2016ヴィンテージのピノノワール。オーボンクリマの中でも最上級のもので17,000円台。
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